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Dr.グーテンの印刷の歴史6(写真編)

グーテン博士
いや〜〜諸君!長い休みをありがとう。一昨年以来じゃったのう、すまんかった!
このコーナーはもう終わりかな?と思った諸君も大勢いたに違いないじゃろな!
誠に申し訳ない。m(_ _)m
Dr.グーテンことワシは休み中でも原稿はきちんと「うおの印刷」に送っておったんじゃよ。それなのに、このHP主の社長が忙しさにかこつけてアップしなかったんじゃ!(金儲けもいいかげんにしろ!)
前置きはこのくらいとして、さて今回は、印刷物には欠かせなくなった「写真」を取り上げるぞ!

諸君は毎日何気なく見ている(失礼)新聞・雑誌に、必ず写真がきれいに載っている事は知ってるじゃろう。
あまり身近すぎて疑問に思った事もないじゃろう?

日本の新聞に写真をそこそこきれいに印刷できるようになったのは、明治23年(1890年)7月1日付の毎日新聞からなんじゃよ。そんな昔のことでもないじゃろ!?
それまでは画家がスケッチした線画を木版画に起こして刷版としていたんじゃ。これでは時間がかかるのう。
実際、明治21年、会津磐梯山が7月15日に爆発したんじゃが、これが毎日新聞のタブロイド判の付録にスケッチ印刷発行されたのは、なんと!約2週間後の8月1日じゃ。(おそ〜〜〜〜〜〜〜い!)
しかもスケッチ画をいち早く入稿した新聞社が「朝日新聞社」というオチまで付いておるんじゃ。

簡単な「お知らせ」チラシを作ろうと思って、文章と写真を貼ってコピー機にかけ、色の濃淡を指定してボタンを押して出来たチラシは白黒ベッタリの写真コピーという思いをしたことがあるじゃろう?・・・・・(ある×5!) そこでどうすればいいか?

網目フイルム説明

新聞の写真は肉眼で点々があるのがわかるじゃろう(大体80線位)、でも週刊誌のカラー物は肉眼ではわからない。
もし手元に10倍〜15倍のルーペがあればカラー刷を覗いてみてごらん、見えるぞ〜〜〜!
青・赤・黄・黒の点々が重なりあってキレイじゃよ!

あっ、前出の「80線」って何のこと?って思っている人もいるじゃろうな・・・説明するぞ。

〜50・80・ 100 ・133・150・175〜 これは何の配列かわかるかのう?
これは線数の太さなんじゃよ。
100線を基準に左側は太くなり、右側は細くなる。

1インチつまり1インチ四方に何本線が引けるか? 80線・100線・150線〜 現在のドット数みたいなもんじゃのう。
80線だと太く引かれるし、150線なら細く引かないとマスに入りきれない。
この線巾を点に変えれば各種網点フィルムの出来上り、という訳である。

80線・・・一般新聞写真
100〜133線・・・モノクロ印刷物
150〜175線・・・カラー印刷物

写真の再現印刷は、本物に近付けようとすればする程、網点フィルムの点々を細かくする必要がある。(わかるね!)
細かく細かく再現印刷するためには高性能な機械が必要なんじゃ。(製版機+印刷機)

※デザイン的にわざと写真を荒っぽく50線くらいで表現することもあるのじゃ、注意して見てくれ!
現在では、網点フィルムの代わりにデジタル製版になったんじゃ。
なんせデジタルは点々の集団だからのう、印刷物には好都合な品物なんじゃよ。

日本に写真術が入ったのが嘉永元年(1848年)と言うから157年も前じゃな、薩摩の殿様を最初に写したんじゃと。
昔々と思うか、思わないか、それは諸君で決めてくれぃ。時代は刻々と進んでおるぞ!

ひととおり写真版の説明をしたが解ったかのう?(半分くらいかのぅ?)
それで結構じゃよ、先人の苦労がわかってもらえれば、それでいいんじゃ。
今回の講義はこれでおしまい!

あっ、又長〜〜〜い休みに入るような気がするぞ?!
ワシもうおの印刷も結構忙しいんじゃよ。
  それではEND  Dr.グーテン
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